大型季節アプデの時期ですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。
もう夏も終わりなんだなと思うと寂しいですね。年々夏が終わるの短くなってませんか。気のせいですかね。
夏、自分でもよくわかんないんですけどたまにオタク・モチベーションが爆発する年があります。今年はそれが起きて、何してたかっていうと、期間限定のTRPG勢が集まるディスコードサーバーに入って揉まれてました。
元々ボードゲームとかカードゲーム村の出身だったので多分その辺の節操が無いというか、CoC6版以外にも他のシステムやってみたいなという気持ちがあり、いい感じの何かを探していた時にちょうどこの催しの開催を知って滑り込みました。やったね!
最初は完全にクソ盛り上がってる飲み会の隅でスマホ弄ってるみたいな感じだったんですけど、ランクマみたいな勢いで立卓していく様子見てイカれてんだろと思いつつ自分もイカれ得だなと思いイカれることにしました。狂気に身を委ねよう!
今回の話。
- 色んなシステムがある
- 色んな人がいる
- 学び、流儀、読み合い
- 各システム雑感(ここが本編)
なんか久々にやおい感あります。暇人向け。
色んなシステムがある
とにかく1番印象的だったのが「色んなシステムがある」ということ。いやそれはそうなんですけど、「自分のやりたい設定世界観物語をテーブルトークというフォーマットに落とし込んで遊びとして成立させている」っていう作品がこんなにあるのかと思い、まずそこの感動が1番大きかったです。
マジで「これ何?」みたいなやつがいっぱいあっておもろかったし、勉強させていただいたなあという感慨しかないです。
TRPGまだまだよくわからないんですけど、おかげで少しずつなんとか系ほにゃらら系みたいなのが読めるようになってきました。個人的には偶然の妙とか想定外(あとプロレス)とかを楽しむ遊びなのかなあと思っているので、ダイスの振り方とかルールへの落とし込み方でそれぞれ色が出て面白いなあと思いました!
色んな人がいる
全然オブラートに包んだ表現とかじゃなくて、冷静にここの収穫が1番大きいかもしれない。
どうしても身内でやるには限界があるというか、開拓しきれない部分もあるし、やらなかったら多分一生得られない情報とかも全然あるなあと思いました。
これGMの描写でこんな風に面白くなるんだっていう発見とか、こういうゴネ方できるのかとか、今ここでそんな裏設定作ってもいいのかとか、とにかくそういう勉強をいっぱいさせていただきました!
あと個人的にGMが1番イカれてると安心できるなあと思いました。イカれてるって語弊のある表現なんですけど、実際GMがノリノリ…というか「入って」いただいているなと思うとワクワク感も増しますね。自分もそういうの上手くなりたいな……。強くなりてえ。
学び、流儀、読み合い
実際僕自身実は知らないオタクに混ざってわちゃわちゃ対人ゲーなんかをやるのが全然嫌いじゃなくて、実際カードゲームなんかは知り合いとやるのも好きだったんですが、初めて会った人とよろしくお願いしますーでバチバチ弾きながら「対話」するのがもうすでに独特の「表現」みたいな良さがあって好きでした。
熱帯とかもすべからくそうかなと思ってて、あの無言のクソ短い1戦の間にいくつかの読み合いとかなんかそういうのがあるじゃないですか。そういう…そういう一期一会感も好きなんですよね。
だからこう、こういう場所で純粋にそのシステムをやりたい!興味あるぜ!っていうナイフ舐め勢とマッチングできて……嬉しかったな……。なんていうか、全員それが「目的」だから。
あと個人的に有意義だった学びが
・そんなに部屋を作り込まなくてもいい
・男性もemotional role playをやってもいい
・女性もデータ系をやってもいい
・レスが速くて困る人間はいない
・メンションを付けろ
あたりですかね。
1番目はそもそも必要な情報があってわかりやすければいいとかそういう今更な発見ですね。
各システム雑感
お待たせしました本編です。
今回初めて触らせていただいたシステムの感想なんかを書かせていただきます。
Kutulu
これはですね〜、GMさまの手腕もありかなり面白かったです!というかそれがかなりデカかったなあと感じたセッションでした。
多分……暗い部屋で1人クトゥルフ神話読んでニチャニチャしてる人は好きなんじゃないかな……。(僕はかなり好きです。)あとGMによって描写なんかがだいぶ変わる気がするから、自分がやったシナリオの動画見たりするのは絶対楽しいと思います。
ストリテラ
これ無限に擦りたいのでとりあえず公式シナリオ1週するまで遊びたい!金曜夜とかに22時〜25時とかで秋以降できる人やりましょ〜としか言えない……。
昨今のTRPGスタイルにものすごくマッチしてるんじゃないでしょうか。知らんけど。
あと結構ストリテラのルルブの中で、シナリオ書く人向けコメントで好きなやつがあって、あの創作全肯定っぷりいいな…って思いました。
「n番煎じなんだけどやる意味あるかな?」→「完成すれば別物になるから大丈夫」とか
多分自分が本当に好きなやつこれだなという予感があったのですが、だいたいそうでした。
なんか沼の人たちが初めてやったTRPGがパラノイアで以降他システムやるときもパラノイア思考が抜けなくて崩壊したみたいな話聞いてわろてしもうた。
身の回りでやりたい人いたらやりましょう。(いるのか?)
実はこのセッションとても良くて、結構普通にジーンときてしまって……。今でも旅の途中の諸々やラストを思い返していい話だったなみたいな感慨を得られてしまいますね。まだ味がする。これも導いていただいたGMさまとPLさまのおかげです。ナラティブ初心者なので本当に導いていただいたありがたさしかないです。
ポストアポカリプス世界でロボットと人間で旅したい社会不適合者の人いたらやりましょう。
勉強会というか体験卓というか。
なんというか色々な気づきとか目覚めとか全ての噛み合いとかシナリオの好みとか、全てが上振れてかなり楽しかったです。
6版やっててちょくちょくあったこれ何やねんみたいな澱がだいたい浄化されてて良かったなというのと、バックストーリーが面白いなと思いました。定型に安心する人間だからフォーマットがあるのが何より嬉しい。
夜が明けたなら行こう
っていうシステム名なんですけど、多分1番やれて良かったなシステムでした。これもかなり独特なシステムなのでまず名前が良いなあと思った人は調べてみてください。
少し前に100年ぶりの友達と話してて、最近自分のメンヘラとか卑屈さを俯瞰できるようになってるんじゃないか…?と思い、なんていうか、落ち込んだり悲しみに暮れるのとはまた別の視点で自分の根源的な悩みと付き合えてきているのでは……みたいな精神的な変化を感じたので、こういう、、、こういう遊びも存在していい!みたいな、そんな、そういう気持ちになりました。はい。
華麗なる怪盗TRPG Phantomism
めっちゃおもろい。
データっぽさもあるんですけどそんなにガチガチじゃなくて良いなあと思ったのと、チェスアクションパートが面白いです。
ターン制RPGっていうよりシミュレーションみたいで、ファイアーエムブレム勢にもおすすめしたいですね。(てきとう)
これもビルド楽しい系なので、やれる人確保しておきたいですよね……。誰か、誰か……。
だいたい終わってるのでいうとこの辺です。
まだこれからやるやつとか今やってるやつとかも実はモリモリあって全然終わってないのですが。
既知シナリオでも遊ばせていただいて本当に楽しかったです。
皆さままたどこかで。